2009年

第1回がんサロン交流会in島根(2009/09/21)

第1回がんサロン交流会in島根が開催され、佐藤理事長が大会会長として開催されました。

『 第一回  全国がんサロン交流会in島根 』 大会開催のお礼とごあいさつ
  大会会長 佐藤愛子
(NPOがんと共に生きる会理事長、がん情報サロンちょっと寄って見ません家代表)

 2009年9月21日に開催されました「第一回全国がんサロン交流会in島根」大会には総勢800人の方々の参加があり、開催できた事は、私達島根の出雲地方という地域にとってとても素晴らしい取り組みの実現でした。
 大盛況で幕を下ろすことができた事で、皆々様がいかにこのがんサロンや、又がん医療に注目されているかと感じる事が出来ました。 とても感謝でした。
  全国北は北海道、南は九州熊本、そして「がんと共に生きる会」、大阪からは「大阪がん医療の向上をめざす会」、秋田県、熊本県とたくさんの方々が参加して下さいました。本当に感無量でした。厚く御礼申し上げます。
 この大会でのパネルディスカッションQ&A「七位一体」を島根のサロン活動の一環として全国に発信させていただく事ができ、大会開催にあたり改めて感じた、大事な事大切な事、がん患者家族にとって支えあうことで生まれる強い力、励ましあう勇気を改めて痛感致しました。
 今、がん医療を問う中で、主人・佐藤均が最後のメッセージとして残した、『一人一人の声が大きな輪となりうねりとなる事を願っている』こと。私は人と人とをつなぐ「命の絆」だと思っております。「第一回全国がんサロン交流会in島根」この大会から何かがスタートし、大きな声が上がることを願っております。
 皆様、今後ともご指導ご鞭撻を頂きますよう心からお願い申し上げます。
ありがとうございました。

『 第一回 全国がんサロン交流会in島根 』に参加レポート 
石橋健太郎 (NPOがんと共に生きる会理事)

島根県におけるがん医療対策が、他県を凌いでいることが如実に示され、他県からの出席者は自分の県の状態と比較して、暗澹たる気持ちになった方が多かったのではないかと思いました。勿論私もその一人です。広島県の状況を比較して述べますと、「サロン」は病院主導で作られたところが多く患者が積極的に参加していない。「がん条例」は、既にがん対策推進計画をつくり実行に移しつつあるのであるから、必要に無いのではないかということをいう議員がいる。バナナ募金は市場へ打診してみる価値は、広島県においてもまだあると思います。患者団体の協力について広島県内では、大小さまざまながんに関わる患者団体が以前から活動しており、それぞれのカラーが強いことから、横のつながりを重視しない団体が多く、団体が結束して活動することが出来ない傾向が強くあります。市議会・県議会では、推進計画を実施して行けば良いとの理解があり、これ以上今、何する必要があるのかと、結果待ちの状態のように見られます。相談支援センターも利用が伸びていないようです。
このように両県の比較から、わが広島県の遅れと島根県の先進性が目立ちました。
各都道府県にはそれぞれに事情が違い、同じ水準に至るにはまだまだ時間が掛かりそうに思いました。しかし島根県の事例というお手本があるので、それを目標として活動してゆける利点が島根県の方々のご尽力が他県にもたらされましたということで、たいへん意義深い内容であったと思います。たいへん刺激的な内容でした。

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