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記者会見のお知らせ(2003/05/26)

マスコミ各位殿

記者会見のお知らせ

「今、厚生労働省が、がん患者から世界標準治療を奪い始めました!」

日 時:平成15年5月26日(月) 11時00分~
場 所:厚生労働記者会・会見室(厚生労働省9階)
会見者:「癌と共に生きる会」代表 橋本榮介 会長
NPO法人「日本がん患者団体協議会(JCPC)」服部順治 役員
JCPC顧問 仙谷由人 衆議院議員

厚生労働省は、今年3月、九州大学医学部附属病院に共同指導に入り、同病院が膀胱がんの治療として、メトトレキサートとビンブラスチンの2つの保険適応外の薬剤を使用し、保険請求していたことを不正請求だとして、過去にさかのぼって返金するよう指導しました。
しかし、この2剤は膀胱がんの世界的標準治療M-VAC療法に必須の薬剤です。
厚生労働省は一方で、EBMに基づく医療の推進を掲げながら、他方でそれを行った場合、不正請求だとする明かな矛盾を犯しています。
この指導を受けて、九大では、膀胱がん患者への投与を病院負担でやらざるを得なくなっており、投与患者の数を縮小せざるをえない立場に追い込まれ、がん患者が世界標準の治療を受けられなくなる危険にさらされています。
癌と共に生きる会は、こうした問題を解決するために、「抗癌薬の早期適応拡大を求める要請書」への署名(別添)を集める活動をおよそ1年間に渡っておこない、全国で12万筆以上を頂きましたので、5月26日午前10時35分より大臣室で坂口大臣に、署名を手渡すと共に、上記問題の早期解決を要請致します。