報告書・議事録

大臣との面会の内容(2005/01/26)

大臣から伝えられた事

1、混合診療について

規制改革機構と厚生労働省で合意した事項

・病院ごとで混合診療を認めるのではなく、病院の中の技術毎に認める。
・薬について、事前チェックをしていく

ということです。また私達が要望していた18項目中17項目(確認していませんが・・)について合意に達した。そして厚生労働省側としてはほぼ私達の要望に答えられたと自負している。

2、がん対策

・30兆円という予算の中で「がん」に充てられているのはほんの僅かである。「がん」のことについて考えるなら今の予算では到底足りない。なので予算をもう一度検討しなおす必要があると思っている。
・中身はまだ分からないが「がん対策」について前向きに検討していきたい。

以上でした。また余談として下記2点も話されました。

・未承認薬検討会では患者会や学会からの要望があれば随時テーブルに載せて行くので要望書を下さい。
・閣僚が1ヶ月に1回あつまる会があるのだが、その懇談会の時間に各大臣との話の中でもがんについて話題になる。その時大臣から「がん対策について現在前向き且つ、早急に対応して行く」と話した。
・「がん」について厚生労働省の関係部署を考えると3局に分かれるので、例えば「がん」についてのチームは3局から集まり検討していく等が出来たら良いな、と個人的に思っている。

私達からの質問

芹沢:治験のハードルが高いので当会の患者は皆当てはまらないので、もう少しハードルを低くして欲しい。
加藤:これからも出てくる新薬の混合診療はいつから?どういうタイミングで?どのような薬を対象?という細かいところが不明確なので教えて欲しい。

私達からの希望

会員A:薬には薬剤耐性というのがあり1日も早く薬を使えるようにして欲しい。アバスチン等ヨーロッパの方では既に承認されている。私達も早く使いたいと思っている。なので承認のスピードUPを望んでいる。

会員B:未承認薬検討会の検討スピードのUPを望んでいる。混合診療の中身が見えにくい。オキサリも昨年の2月末に申請し、優先審査になっているのに未だに承認になっていない。これは遅すぎる。

と以上のような事を話してきました。